西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ 予防接種について

麻疹風疹ワクチンについて

現在、風疹が流行しており、麻疹(はしか)も断続的に流行しています。

いずれも重大な合併症を引き起こす病気で、ワクチンによる予防をおすすめいたします。

お子様はもちろん、成人の方、特にこれから妊娠を希望される方は、ワクチンで免疫をつけておく必要があります。

妊娠中に風疹にかかるとお腹の赤ちゃんに先天性風疹症候群を引き起こす可能性があります。

成人の方で麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種をご希望される方は、健康状態に問題がなく、妊娠の可能性が無ければ、当日予約も可能です。またお住まいの自治体により、公費での接種が可能となっている場合がありますので、その際は自治体発行の公費の問診票をお持ち下さい。

また女性の方は、接種後2カ月間は避妊する必要があります。

また、接種後1カ月経過しないと他のワクチンは接種できません。

インフルエンザワクチンのシーズンに入っておりますので、接種スケジュールに迷われる方はご相談いただければアドバイスさせていただきます。

当院ではスタッフで定期的にワクチンの勉強会や研修を行っており、院長だけでなくどのスタッフでもアドバイス可能です。

遠慮なくご相談下さい。

おたふくかぜについて

最近、数人おたふくかぜの患者さんが来院されています。

いずれの方も1歳から2歳の間に1回ワクチン接種をされていました。

ワクチンの接種が徹底されるようになったおかげで、感染症を予防できるようになりましたが、ワクチン接種をしても、その後同じ病気のウイルスに接触する機会が全く無いまま年月が経過すると、ワクチンで作られた免疫が徐々に弱くなり、感染が成立するようになってしまいます。過去にワクチン接種をしていても年数が経っている場合は要注意です。

そのため、昔は一回接種で済んでいたワクチンも、複数回の接種が推奨されるようになりました。

おたふくかぜも、現在は定期接種からは外れていますが、自費であっても必ず接種した方がよいワクチンです。

おたふくかぜワクチンは生ワクチンのため、接種後1ヶ月間は他のワクチンを接種できません。

10月頃からインフルエンザワクチンの接種が始まりますので、接種をご検討されている方は9月までに接種されておくことをお勧めいたします。

接種した方が良いかどうか迷われている方は、一度ご相談下さい。

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