西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ 診療について

おたふくかぜワクチン、最終受付時間変更などについて

お子様の1歳で行う予防接種5種(ヒブ、肺炎球菌、MR、水痘、おたふくかぜ)のうち、現在おたふくかぜのみが公費になっておりません。一部の自治体では独自の補助制度があるようですが、無い自治体もあります。しかし、おたふくかぜは現在も時々流行があり、心配な合併症もあることから、当院でも積極的に接種を勧めてまいりました。それでもやはり自費であることを理由に接種されない方も多く、また補助のある自治体から当院に通院されているかかりつけの方が、お住まいの地域では補助が受けられるのに、わざわざ補助を受けずに当院に接種に来てくださる方もいらっしゃる状況を考え、何か当院で皆様にお役に立てることはないかとスタッフ全員で検討した結果、6月より、おたふくかぜワクチンを含む4種以上のワクチンを同時に接種される場合に、おたふくかぜワクチンの料金を6000円→3000円と値下げさせて頂くことにいたしました。これにより、補助をしている自治体で接種する場合と同じ料金で接種が可能となります。この機会にこれから1歳を迎えられる方はぜひおたふくかぜを含む接種を当院で受けられるようお勧めいたします。

また午後の診療時間の最終受付をしばらく5時までと短縮させて頂くことにいたしました。理由としては、テレワークや学校保育園のお休みなどで5時以降にいらっしゃる患者さんが少ないこと、感染症対策の清掃、換気、消毒に時間を要すること、健診予防接種の増加に伴い、午後の診療が非常な多忙であり、スタッフの疲労が見られることなどから、しばらくは時短診療とし、新型コロナの流行状況を見ながら、従来通りの診療時間に戻して行く予定でおります。5時までに受付を済まされた患者様につきましては直接来院の方も診療させていただきます。ご事情でどうしても5時を過ぎてしまう場合には個別にご相談下さい。申し訳ありませんがご理解の程よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス関連では、抗体検査をご希望される方に行っております。過去に新型コロナウイルスに感染したかどうかの参考となる検査です。詳しくはホームページをご覧下さい。

今後も流行の状況で、診療時間の変更や休診日変更など行う場合がありますので、ご来院前に必ずホームページやお電話でご確認の上、できればご予約をお取りになってからお越し下さい。よろしくお願い申し上げます。

現在の感染症対策

コロナ流行に伴い、急遽進めてきた院内での対策ですが、最初は慣れなくてバタバタしていましたが、最近はスタッフも対応に慣れてきて、スムーズな運用ができるようになりました。

患者の皆様は「受診したいけど、コロナが心配で」とお考えの方もいらっしゃると思いますし、実際にお問い合わせもありますので、今回は当院が行なっている実際の感染症対策についてご紹介させて頂きます。

まず院内全体の環境ですが、以前もお話ししていますように2方向に全面開放できる大きな窓があります。開け放すと数分で院内の空気が入れ替わります。もちろん換気装置や空気清浄機、薬剤噴霧も行っていますが、外気を入れる換気には叶わないので、ビル内のクリニックにしては非常に恵まれた環境かと思います。現在は大雨の時以外は常時開放しております。初めて受診される皆様も安心される方が多いです。

また隔離室が2箇所、待合室も大小合わせて3箇所設置しています。

今のところ、風邪症状の方は2箇所の隔離室で対応ができており、患者様もいきなり入室されずにインターホンを押してくださるので、ご協力頂き感謝申し上げます。

当院は検査におきましても、スタッフ、感染者、非感染者の導線を分けており、検査室も二本の別ルートを行き来して可能となっています。ここは、クリニックを作る時に院長がこだわった1番のポイントです。コロナの流行以前から、インフルエンザの流行期などに、院内感染を防ぐ目的として譲れないポイントでした。通常のクリニックでは、スタッフの通る通路は狭く作ってあることが多いのですが、当院ではかなり広く幅を取っていて、いざと言う時に患者さんも安全に通行可能となっています。

また全ての扉や窓を開けると、南北に風が一気に通り抜ける作りとなっていて、短時間で換気が容易です。

診療面ですが、現在14時からの予防接種、健診専用時間帯を拡大して、できるだけ専用時間帯で安全に受診ができるように予約枠を増やしています。生後半年以内の皮膚疾患や育児相談なども、この時間帯にお受けしています。この時間帯はお昼休みに換気や消毒を行い、体調不良の患者さんは入室されませんので、特に安全に配慮した診療時間になっております。

国内でも、医療資源も不足しておりますが、今のところ院内で使用するマスク、ゴーグルなどは確保できており、事務職員も含めガウンの着用もしております。

ユニホームは靴下も含め全身、毎日着替えを行い、危険と言われている外部のクリーニングには出さず、院内で毎日洗濯、消毒、天日干しを行っております。当院には南側に広いベランダがあり、大変日当たりがよく、強い紫外線により天然の殺菌もできていると思います。

オンライン診療も早い段階で進めており、現在電話での再診は軌道にのり、かかりつけ患者様からはご好評頂いております。

来月5月から、いよいよオンライン初診を開始いたします。現在職員全体で研修やホームページでのご案内記事作成など、準備を進めております。こちらはテレビ電話機能を利用した診療を予定しております。

皆様が安心して受診ができるクリニックを目指し、常に進化し続けていきたいと考えております。

当院の感染症対策についてご紹介させていただきました。

緊急事態の時のヒトのココロ

コロナの流行がいよいよ深刻になってきて、テレビはコロナの事ばかり、スーパーに行けば何となく緊張感が漂う雰囲気で、日本中がピリピリしている毎日です。

私自身も試行錯誤、何とか患者さんもスタッフも安全に診療を継続できるように気を使う毎日で、いわゆるコロナ疲れになってしまっているかもしれません。

先日も体調不良で来院された方が検査で異常無く、結局メンタル不調であることが判明したため、急遽心療内科としての対応に切り替えて治療をすることになりました。

昨年より心療内科をスタートしてから一時患者さんが急増して対応が難しくなったことから初診受付をストップしていたのですが、コロナによるメンタル不調の方からの相談も増え、また今まで診察していた方のうち、改善して卒業されたり、転居されたりした方もいたため、今月より初診の受付を再開することにしました。

ただ緊急事態中のため、重症の方の紹介先が見つからない可能性が高いため、症状の軽い方に条件を限定して受付させて頂くことにしました。

少しでも皆さまのお役に立てればと考えております。

医学的な話からは逸れますが、緊急事態が起きた時にこそ、人間の本性というか、本音が出るのではないでしょうか?

スーパーやドラッグストアで、マスクなどを求めてお客が店員にクレームをつけたりすることが問題となっていますが、パニックになってイライラしたり、自分本位の考えになってしまったり。

誰もが不安な気持ちで毎日を過ごしています。それは医師である私も例外ではありません。

しかし、クリニックの毎日の診療の中で、どちらかというとかかりつけの患者さんの温かい言葉や思いやりが身に染みることが多いです。「先生も身体に気をつけてね」と声をかけてくださったり、「家から持ってきたものだけどどうぞ」と差し入れをして下さったり。

皆が自分や自分の家族の事で精一杯の時に、気遣ってくださる優しさに触れ、感謝の気持ちでいっぱいになります。そして大変だけど何とか頑張って行こうと元気が湧いてくるのです。

以前、「ブログ楽しみにしてるのに最近更新しないね」とスタッフにお話しして下さった方がいらっしゃったので、これからは医学的な情報だけでなく、読み物としても暇つぶしになるくらいのエッセイ的なものも書いていきたいと考えています。

私の今の支えは、毎日の診療の時の患者さんとの交流です。家族皆さんで来院していただいて、色々なお話をして、日常的な心身の健康を支えること、それが町医者の役割であり、やり甲斐であると思っています。

地域の皆さんをコロナ感染から守れるように自分のできる役割を果たしていきたい、非常時であっても笑顔を忘れずに、微力ながら頑張っていきます。

安全に配慮しながら診療していきますので、体調不良がありましたら遠慮なくご連絡頂ければと思います。

当院はほとんどの部屋やトイレに窓があり、2方向には全面に大きな窓があり開放可能です。上3枚は換気中のクリニック内の写真です。現在は患者さんが途切れるたびに全体の換気をまめに行っております。

また1番下の写真は隔離室ですが、ウイルスに有効な薬剤噴霧を行っており、待合室、診察室に空気清浄機とともに設置してあります。

今のところ、アルコール、マスク、予防衣ゴーグルなどの物品はスタッフ分も確保しており、診療には問題ありません。

広さが十分ありますので、待合室3箇所、診察室が4室あります。それぞれを使い分けして、感染予防に努めております。

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