不眠症の講演会
- 2019.03.06
昨日、立川市国立市昭島市医師会主催の合同の講演会に行ってきました。
テーマは「不眠症」です。本年4月から、依存性のある睡眠薬の一年以上の継続処方をした場合はペナルティが課されることになりました。
ベンゾジアゼピンという種類の抗不安薬や睡眠薬は、長期内服や大量内服で依存ができ、やめたくてもやめられない、やめると症状が悪化するなどの問題が起きてしまいます。
しかし、少量を短期間で使用する分には、治療効果は高い薬です。
不眠の患者さんが受診しても、安易にベンゾジアゼピン系の薬剤を処方せずに、まずはそれ以外の薬や生活習慣の改善をはかる、仮に処方しても多剤併用や長期処方を避けるなど、当たり前のことですが安全に患者さんの治療を行えるように配慮が必要であることを義務化した方針なのだと思います。
医師側の心構えだけでなく、患者さんのご理解ご協力も必要となりますので、医師の説明をよく聞いて頂いた上で、質の高い睡眠を取れるような治療ができればと思います。