西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ

保育園の健診でした

午後、園医をさせていただいている保育園の定期健診に行ってきました。

お昼寝の時間に伺ったので、みんな寝てるかなぁと思ったのですが、可愛い男の子が出迎えてくれました。

少し泣いたお子さんもいましたが、みんな頑張って良い子で診察を受けられました。

健診の終わった後に、園長先生と少し話しをしました。

話しをしている間に、保育士さん達がお子さん達と遊んでいる様子をみると、とても愛情深く可愛がっている気持ちが伝わってきました。

私の子供たちが通っていた園は、市の認可園で人数も多く大規模園でしたが、それでも先生達が子供たちを慈しんでくれて、至らない母親である私のワガママも聞いてくれて、悩みを相談することもしばしば。どんな時も、励まし支えてくれました。保育園に育てて頂いたと言っても過言ではないくらいです。

3人の子供たちを赤ちゃんから見てくれた先生とたまに近くの駅でばったり会って、お話することがあるのですが、他人とは思えず、子供たちの本当のおばあちゃんのようです。

その先生は、最初の子供である長女を保育園に預け始めた時、毎週金曜日になると熱を出すことを不安に思い相談した事がありましたが、「このくらいの時は、しょっちゅう熱を出すのよ。でも、だんだん丈夫になるから心配いらないのよ。他の子もみんなそうよ。だからお母さん頑張って。」と励ましてくれました。

その言葉が当時の大変な育児の支えでした。今も忘れることはありません。

今クリニックで、私は新米ママ達に同じ言葉をかけています。

自分が子供を産むまで、子育てがこんなに大変だとは思いませんでした。でも、産んでしまったあとはもう、引き返すことはできないのです。子供たちが成長し、あまり手がかからなくなった今でも、親という責任の重さに押し潰されそうになることがあります。

クリニックを始めてから、子育て真っ最中のママ達が一生懸命頑張っているのをみて、実は自分が励まされているのを感じることがあります。

うまくいかないことがあると、自分の子育ては失敗だったのでは?と不安になることがあります。

でも、あんなに小さい赤ちゃんを、自分の背より大きく育てた(育ったのかもしれませんが)のだから、結果はどうあれ、頑張った自分を褒めてやりたい、と思うようにしています。

小さいお子さんを一生懸命育てているママ達が何とか頑張れるようにお手伝いができたらいいなぁと、保育園を訪問してあらためて感じました。

話は戻りましたが、帰る時は園長先生とまた出迎えてくれた可愛い男の子が名残惜しそうに見送ってくれて感激しました。

みんな元気に育ってくれますように!

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