西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ

今週の出来事

学校や保育園が始まったことや、天候不良の影響か、体調を崩される方が増えて、毎日緊張しながら診療をしています。

そんな中、嬉しい出来事が幾つかありました。

当院では夜尿症の患者さんが大勢いらっしゃいますが、今週は新たに2人のお子さんが無事に治療卒業を迎えました。

夜尿症の治療は内服薬が特殊で飲食を控えて内服したり、生活習慣を改善したり、記録をつけて頂いたりと、ご本人だけでなく支える親御さんも大変なのですが、そこを乗り越えて卒業までこぎつけた時には、医師としても本当に嬉しく感慨深いものがあります。

治療を始めた時不安そうにしていたお子さんが、笑顔で卒業していく姿は誇らしく、困難を克服できたことは今後様々な困難な出来事を自信を持って乗り越えていけそうな気がします。

またお子さんと親御さんの努力に敬意を表したいと思います。

またある日は可愛らしい女の子の患者さんが描いてくれた私の似顔絵を頂きました。申し訳ないくらい若くて可愛らしく描いてもらって恐縮でしたが、とても嬉しかったのでご紹介したいと思います。

いつもご家族みなさんで受診をしてくださるのですが、一時期体調がすぐれず、なかなか良くならないこともありましたが、私を信頼してくださって受診をしてくれました。最近は背も伸びて、すっかり素敵なお姉さんとなり、体力もついて丈夫になってきました。おばあちゃまも受診して下さるのですが、先日もお気遣い頂き、優しい言葉で励まして下さいました。かかりつけの患者さんの言葉には本当に元気付けられます。感謝の気持ちでいっぱいです。

もうひとつは悲しく残念な出来事ですが、お隣の市の医院の院長先生が急に亡くなられました。そちらのかかりつけの患者さんが数人受診されました。数あるクリニックの中から新しいかかりつけに当院を選んでくださったことに心より感謝申し上げると共に、大先輩の先生の患者様を引き継がせて頂く重責に身が引き締まる思いです。足元にも及ばない若輩者ですが、少しでもお役に立てたらと存じます。

コロナ流行が続く中で、医師として世のため人の為に何ができるのか、と考えた時に、自分にはひたすら診療を続けるしかないのだろうと思います。医師以外の事はできないですし、とにかく目の前の患者さんにできる限り対応していく事、オンラインツールを整備して対面での診療が叶わなくても患者さんが困らないように新しい診療スタイルも並行して取り入れていくなど、コロナに負けないようにこちらが進化していくしか道は無いと考えます。

しかし変わってはいけないのは、思いやりとか信頼関係、感謝の気持ちではないかと思います。コロナによって、人の心まで荒れてしまい、物的な距離だけでなく心の距離まで広がってしまわないように、思いは繋げていきたいと思います。

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