西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ

9月からの最終受付時間について

暑い日が続いていますが、皆様ご体調はいかがでしょうか?

現在コロナの影響でどこでも検温をする習慣になっていますが、気温が影響して紛らわしい状態になっており、色々な意味で大変な状況となっています。

保育園や学校も少しでも熱が高いとお休みを余儀なくされ、家族まで会社に出勤できなかったりと、子育てを取り巻く環境も厳しい状況となっています。

私共医療機関も例外ではなく、換気や消毒などの感染予防対策だけてなく、感染が疑われる方への対応や、臨時の医療制度の変更への対応など、通常の業務の何倍も煩雑で多忙を極める状況となっており、スタッフの疲労も増している様子が見受けられます。

今後冬を迎え、風邪やインフルエンザの流行とコロナ流行、ワクチン施行が重なると、より一層の負担増加が予想されます。

スタッフは全員母親で子育て中であり、家事育児の中心を担っており、クリニックの勤務の前後に長時間の家事育児を行なって、何とか両立しながら毎日を送っています。

中には家族に健康上の問題を抱えていたり、頼れる家族がいないスタッフもおります。

厳しい状況が予想される中、クリニックの診療を継続していくためには、スタッフに欠員を出すことは避けたく、少しでも毎日の負担軽減をしながら体力温存し、困難を乗り切っていきたいと考えました。

患者の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っておりますが、9月1日より最終受付時間を17時30分とさせて頂きます。(土曜日は従来通り11時45分)

コロナが収束した際には状況を踏まえつつ、見直しを行う予定でおります。

皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

新型コロナPCR検査について

お知らせ欄にも記載がありますように、当院でもPCR検査を開始しました。

当院は公費でもPCR検査が可能な施設として認可されておりますが、公費での検査には条件があり、無症状の方で濃厚接触者に当たらない方は原則対象にはなりません。

しかし多くの方が感染の不安を抱えていらっしゃるのが現状であると思いますので、ご希望される方がどなたでも検査を受けられるように、自費での検査を行うことにいたしました。費用は3万円(税別)で原則予約制といたします。

(高額と思われる方もいらっしゃると思いますが、現在この検査は、検査会社に支払う検査代金だけで25000円前後、それ以外に三重に梱包するため専用の梱包材の費用が2000円ほどかかり、検体採取の容器代金、医療廃棄物処分費など合わせると3万円ではほとんど利益が出ない検査であることをご理解頂ければと思います。)

検査方法は唾液を2ccほどご自身で容器に採取していただきます。(検査1時間前から飲食や歯磨きはお控え下さい。)

結果は2〜3日後に判明しますが、今後の検査会社の提出検体の混雑状況で変わります。結果はお電話でお伝えし、必要であれば検査結果の印字された用紙をご郵送させて頂きます。また証明書や診断書が別途必要な方は有料にて承りますので事前にお知らせ下さい。

※自費での検査であっても結果が陽性であった場合には当院より保健所への届出をする必要がありますのでご了承下さい。

なお、高額な検査のため、受付時にお支払いをお願いしております。当院のお支払いは現金のみとなっておりますので、ご了承下さい。

ご質問ご相談、ご予約は診療時間内にお電話で承ります。

以上、コロナPCR検査についてのお知らせでした。

今週の出来事

学校や保育園が始まったことや、天候不良の影響か、体調を崩される方が増えて、毎日緊張しながら診療をしています。

そんな中、嬉しい出来事が幾つかありました。

当院では夜尿症の患者さんが大勢いらっしゃいますが、今週は新たに2人のお子さんが無事に治療卒業を迎えました。

夜尿症の治療は内服薬が特殊で飲食を控えて内服したり、生活習慣を改善したり、記録をつけて頂いたりと、ご本人だけでなく支える親御さんも大変なのですが、そこを乗り越えて卒業までこぎつけた時には、医師としても本当に嬉しく感慨深いものがあります。

治療を始めた時不安そうにしていたお子さんが、笑顔で卒業していく姿は誇らしく、困難を克服できたことは今後様々な困難な出来事を自信を持って乗り越えていけそうな気がします。

またお子さんと親御さんの努力に敬意を表したいと思います。

またある日は可愛らしい女の子の患者さんが描いてくれた私の似顔絵を頂きました。申し訳ないくらい若くて可愛らしく描いてもらって恐縮でしたが、とても嬉しかったのでご紹介したいと思います。

いつもご家族みなさんで受診をしてくださるのですが、一時期体調がすぐれず、なかなか良くならないこともありましたが、私を信頼してくださって受診をしてくれました。最近は背も伸びて、すっかり素敵なお姉さんとなり、体力もついて丈夫になってきました。おばあちゃまも受診して下さるのですが、先日もお気遣い頂き、優しい言葉で励まして下さいました。かかりつけの患者さんの言葉には本当に元気付けられます。感謝の気持ちでいっぱいです。

もうひとつは悲しく残念な出来事ですが、お隣の市の医院の院長先生が急に亡くなられました。そちらのかかりつけの患者さんが数人受診されました。数あるクリニックの中から新しいかかりつけに当院を選んでくださったことに心より感謝申し上げると共に、大先輩の先生の患者様を引き継がせて頂く重責に身が引き締まる思いです。足元にも及ばない若輩者ですが、少しでもお役に立てたらと存じます。

コロナ流行が続く中で、医師として世のため人の為に何ができるのか、と考えた時に、自分にはひたすら診療を続けるしかないのだろうと思います。医師以外の事はできないですし、とにかく目の前の患者さんにできる限り対応していく事、オンラインツールを整備して対面での診療が叶わなくても患者さんが困らないように新しい診療スタイルも並行して取り入れていくなど、コロナに負けないようにこちらが進化していくしか道は無いと考えます。

しかし変わってはいけないのは、思いやりとか信頼関係、感謝の気持ちではないかと思います。コロナによって、人の心まで荒れてしまい、物的な距離だけでなく心の距離まで広がってしまわないように、思いは繋げていきたいと思います。

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