西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ 予防接種について

インフルエンザワクチンの接種状況について

10月1日から接種が開始となり、10月26日からは立川市の小児の助成の方の接種が始まりました。

今年は新型コロナ感染症の影響で接種を希望される方が殺到しており、インフルエンザワクチンだけで連日50人近い方の接種をお受けしている状況です。

特にお子さんの接種は診察を丁寧にする必要があり、親御さんに抱いて頂いたり、安全に接種できるための配慮が必要であるため、成人の方より接種に時間がかかります。

現在風邪や胃腸炎も流行しており、当院では発熱の患者様もお断りせず、隔離室で診察を行なっているため、診察自体もコロナ流行以前より手間と時間がかかっています。

しかしすでに医療機関によってはワクチンの在庫が不足したり予約がいっぱいのところもあり、当院ではできる限りかかりつけ以外の患者様もお受けする努力をし、ワクチンの確保につとめた結果、今のところ現在も予約をお受けすることができております。

しかし、目一杯ご予約をお受けしている事もあり、受診される方も非常に多くなっております。人手も不足していることから、お子様の接種に関しては、親御さんの方に安全に接種できるようにご協力頂くお願いを接種前にお話しさせて頂いております。

当院では日頃から痛みを伴う処置を、お子様であっても無理矢理押さえ付けて行うことを極力避ける方針を取っています。

小さいからまだわからないと決めつけず、前もってお話ししたり、無理せず先延ばししたりすることも必要であると考えています。

ワクチンはあくまで予防であり治療ではありませんので、絶対に今やらないと命に関わるということではありません。

水いぼ取りやイボの治療についても、痛くない他の方法も選択肢としてはありますので、絶対痛みを我慢しないと治せないわけではありません。

今年は特にコロナ流行もあり、スタッフと医師で囲んで押さえ付けて接種することは感染のリスクを高めることになりますので避けたいと考えて、接種前に以下のお願いをしています。

①お子さんをなるべく動かないよう親御さんでお身体を押さえてください。

②暴れてしまうと事故に繋がりますので、接種をお受けできないこともあります。当院では無理矢理押さえ付けて接種することはいたしませんのでご了承下さい。

③接種前にワクチンの必要性について親御さんの方でお話しをして下さい。

過去にもお子さんが暴れてスタッフが危うく針刺し事故を起こしそうになったり、注射器が飛んでしまうことがありました。また蹴られる、噛み付かれる、など実際にスタッフが負傷したこともありました。

26日からはお話しをさせて頂いた効果もあり、また親御さんにもご協力頂き、ほとんどのお子様が安全に接種できていて心より感謝申し上げます。小さいお子様も頑張って接種を受けて、頑張ったご褒美を受け取って帰る姿を見るとスタッフもホッとして、大変なこの時期を医療の世界から支えて行こうと気持ちを奮い立たせることができます。

しかし少し残念なこともあり、号泣して暴れるお子様がいて、長時間待ってもおさまらず嫌がるのが気の毒だったので、無理せず接種の延期を勧めたところ、暴言を吐かれた親御さんがいらっしゃいました。「いつもは他の医療機関で接種していてそこでは大丈夫だが、他で予約が取れないからここに来たのに、もう来るなということか!」と。

仕方なく接種はしましたが、ご自分の意思が出てくる年齢でそのように無理矢理接種をしても、トラウマになってしまい良いことはあまりないと思います。今後本当に治療が必要になって、病院で採血や点滴などの処置が必要になった時にさらに大変になってしまうからです。

当院では喉を見る時も赤ちゃん以外はなるべく舌圧子を入れず、お子様に自分で口を開けて頂くことにしています。他院で入れられてしまい口を開けなくなったお子さんも根気強く言い聞かせると自分で口を開けてくれるようになります。

当院は小児科専門ではなく、総合診療科です。

全年齢の方を診察しております。

ですので、小児科専門の医療機関でありがちな、痛みを伴う処置をする際にお預かりして別室でスタッフだけで押さえて採血したり(ネットを用意してあるところもあるようです)、丸裸にして注射をしたりはいたしません。

大人と同じように人格をもった1人の人間として、ご本人の意思も尊重して診察します。

そのような対応に戸惑われる方もいらっしゃると思います。

その際にはご自身のお考えに合った医療機関を選んで頂くことも必要かと存じます。

また診療中の暴言は教育上もお子さんも見ていますし、あまり気持ちの良いものではないと思います。また診療している側も大変なストレスになります。また長時間1人のお子様にスタッフがかかりきりになることで、他の大勢の患者様をお待たせしてしまう事になり、ご迷惑がかかります。長時間泣き叫ぶ声を聞くと、接種をお待ちのお子様が余計不安な気持ちになってしまいます。

通常はこの様なトラブルについて書きたくなかったのですが、現在がコロナ流行の緊急事態であることから、困難な状況をお察し頂きたく今回だけは敢えて記載させて頂きました。

現在コロナ渦で、医療スタッフの確保も困難な状況となっております。多忙やストレスを苦に体調を崩すスタッフもおり、できる限りそのようなことが無い様に配慮も必要な状況となっております。

ご理解ご協力頂き、当院を受診して頂いている大勢の患者様の診療を安全に継続していく為にも、混雑時やワクチン接種時の診療についての皆様のご理解ご協力を、引き続きよろしくお願い申し上げます。

今しばらくはインフルエンザワクチンのご予約はお受けしておりますが、今後ワクチン在庫が不足し、急にお受けできなくなる可能性も出てきております。

ご予約はお早めにして頂くようにお願い申し上げます。

以上、ワクチン接種の現況とご協力のお願いをさせて頂きました。

2020 年度インフルエンザワクチンについて

先日もブログ内でお伝えした通り、今年度は新型コロナウイルス流行の影響で、通常の接種体制から変更があります。

厚労省からの通達も度々変更があり、本日も新たな変更点がありましたのでお知らせいたします。

①65歳以上の方

立川市、昭島市、清瀬市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、東村山市、東大和市、武蔵村山市

以上の市にお住まいの方は無料で接種可能となりました。

接種開始は10月1日からとなります。

立川市にお住まいの方は問診票が市から送られてきますのでお持ち下さい。

立川市以外の方は当院に問診票がございますのでご来院してからご記入をお願いいたします。

助成利用での接種は10月1日から来年1月31日までとなります。

②立川市小児助成について

今年度から立川市にお住まいの生後半年から小学校6年生の方は、1500円の助成がありますので、当院で接種した場合にお支払い頂く金額から1500円を差し引いた金額を窓口にてご負担頂きます。(後日ホームページに料金早見表を掲載いたしますので参考になさって下さい。)

立川市助成を利用される場合の接種は10月26日から来年1月31日までとなります。(本日厚労省より通達があり、開始日が当初の予定から11日遅くなりました。)

助成申込書は当院にございますので、ご来院してからご記入をお願いいたします。

問診票はご来院してから記入も可能ですが、ホームページからダウンロードも可能ですのであらかじめご自宅で記入して頂くと待ち時間が短縮されますのでぜひお願いいたします。

ご来院してから記入する書類もございますので、予約時間より少し早めにご来院頂けますようよろしくお願い申し上げます。

また助成をご利用される方は住所確認が必要となりますので、保険証を忘れずにお持ち下さい。

ご予約は9月18日金曜日からお電話で受付いたします。

最近、インフルエンザワクチン接種について、厚労省や自治体から出される通達が急に変更されることがあり、当院も対応に苦慮しております。今後も情勢により運用に急な変更がある可能性がございますので、ラインのお友達登録をしていただくか、ブログやお知らせ欄にてご確認をお願い申し上げます。

今回は患者の皆様になるべく早い情報提供をしたくて、ブログという形でご報告させていただきました。

現在、本来は本日アップする予定であったホームページ記事の変更を急ピッチで進めております。近日中に公開できると思いますので、少々お待ち下さいませ。

皆様に滞りなくワクチン接種が行えるようにクリニックとしても努力していく所存でおりますので、どうかご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

2020 年度インフルエンザワクチン接種について(予告)

今年もインフルエンザワクチン接種の季節が近づいてきました。正式な詳細はまもなくホームページに公表いたしますが、最近お問い合わせも多く頂いておりますので、こちらに予定を記載させていただきます。

今年度は、週2日は診療時間を延長してインフルエンザワクチン接種専用枠を設け、学校やお仕事帰りに接種が受けやすいように配慮する予定でおります。

ご予約は9月15日頃よりお電話でお受けする予定です。

今年から各自治体の助成が拡充され、65歳以上と小学生以下の方は割引料金で接種が受けられます。

詳しくは今週中にはホームページにて公表いたします。

助成の関係で料金や手続き方法がかなり複雑になっておりますので、ご確認の程お願い申し上げます。

接種開始は10月1日を予定しておりますが、立川市在住の小学生以下のお子さんで助成を利用される方は10月15日からとなります。

ワクチン接種をしてインフルエンザ流行を予防し、コロナ流行の早期収束に役立てましょう!

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