高齢者のワクチン接種が始まります
今週11日火曜日から、65歳以上の方のコロナワクチン接種が始まります。
当院でも既に2週間分の予約は満席となっています。予約は市で一括して管理されているため、当院では予約については権限がありません。
また、院長、スタッフは全員1回目のワクチン接種は終えました。全員接種した腕の筋肉痛があっただけで1日で改善し、体調自体は良好でした。
しかしこれから予定している2回目接種後には、副反応が強く出る可能性があるとの情報があるため、大事を取って接種後は休診とさせて頂く予定です。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
感染者の増加に伴い、緊急事態宣言も延長され、長期に渡り制限のある非日常の生活を余儀なくされています。
私自身も、医療従事者として、子を持つ母として、思うところ、言いたい事は沢山あります。
しかし、何かを発言する時に、想像力を最大限働かせるべきであるという自論があります。
世の中には色々な立場の人がいて、様々な価値観を持ち仕事をして生活をしています。また、生きる目的や、達成しようとしている目標や生きがいも、人それぞれです。
不要不急という名の元に否定されてしまう分野にも、一生懸命生きている方々がいます。クリニックにも、そのような方々が心身の体調を崩して受診をされる方がいらっしゃいますが、お話を聞いて考えさせられるのです。
声をあげられなくて、じっと耐えている人の方がずっと多いのではないかと推測します。
だから私も世の中に言いたい事があったとしても、心の中に閉じ込めて、静かに悩み苦しむ方々に寄り添って行くことだけに専念しようと決めています。
医者はただ、目の前の患者さんの為にだけ、与えられた力を尽くすべきであると考えています。
正直今の状況はとても辛く、長くなればなるほど精神的に参ってしまいそうになります。でもクリニックに行くと、明るいスタッフ達と、優しい患者さん達と話をするうちに、不思議に元気が出てきます。
コロナが収束するのは随分先になるかもしれません。気が遠くなりそうな困難なこの道のりを、ただ毎日医療のこと、患者さんの事だけを考え、愚痴らず泣き言を言わず、大切な仲間と一緒に一歩一歩歩んで行こうと思います。
どうか皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。
新型コロナワクチン接種について
長らくブログ更新をせず申し訳ありませんでした。
新型コロナ感染症に関して、診療やワクチン接種の運用がなかなか決まらず、確定したお知らせができずに日にちが過ぎてしまいました。
院長スタッフが接種した感想などもお知らせして皆様に安心して頂こうと計画しておりましたが、私共もまだワクチンの接種ができておりません。
先日やっとワクチンスケジュールが決定したため、本日記載させて頂くことにしました。
立川市では高齢者の接種から開始になる予定です。クーポンはすでに発送されており受け取られたらまずご自身でご予約をお取り頂くのですが、予約は全て立川市が一括して管理する事になっております。
5月6日8時30分から、インターネット、お電話にてご予約をお取り下さい。詳細はクーポン券に記載がございます。
他市の方はお住まいの自治体か立川市にお問い合わせ下さい。
当院で接種は行いますが、当院にお電話頂いても予約を取る事はできません。
現在コロナワクチンに関するお問い合わせが大変多くなっており、通常業務の妨げになっております。
コロナワクチンについてのお問い合わせは以下にお願いいたします。
立川市新型コロナワクチン接種
予約センター 042(595)8006
土日祝日除く午前8時30分から午後5時30分まで
当院スタッフは全員元気に勤務しておりますが、今後5月までに2回のワクチン接種を予定しており、副反応などによる体調不良も予測されます。急な休診を頂く可能性もございますのて、受診前にご確認の上お越し下さい。よろしくお願い申し上げます。
日本小児心身医学会について
昨年12月付で、院長は日本小児心身医学会の正会員として承認されました。
小児心身医学会は、不登校、起立性調節障害、摂食障害、過敏性腸症候群など、ストレスや心の問題や成長に伴う身体の異変が原因で引き起こされる身体的症状について診療を行う医師が参加している医学会です。
当院でも3年間の間に予想以上に大勢の患者さんを診療してきました。
特に多いのは起立性調節障害で、この疾病は世間での認知度が低くく、治療に時間がかかることから、周囲の理解が得られず、患者さんや親御さんが辛い思いをすることが多いのです。怠けていると誤解されることも多く、同じ家族でもお母さんには理解が得られても、お父さんからクレームが来たり、学校の先生から精神科の専門病院に受診するように言われたりすることも多々あります。
好発年齢が14歳〜18歳くらいなので、小児科では診療せず、内科的な疾患の鑑別が必要になるため精神科でも診療対象外になることがあり、思春期外来が担当になるのですが、現在近隣の思春期外来は予約が半年程度先にしか取れない混雑状況となっています。
この為、当院でも出来る限り未来ある子供達の役に立ちたいと考えて診療を引きうけてきましたが、さらなる専門的診療も可能になるべく、専門研修を受けながら認定医を目指すことにしました。
このブログでも、小児の心身医学について追々紹介していきたいと考えています。
また私に入会の機会を与えて下さった、推薦人でいらっしゃる東京西徳洲会病院児童精神科の先生方に心より感謝申し上げます。
今後も近隣の思春期外来や児童精神科の先生方のご指導を賜りながら、連携して地域の子供達の心と身体をサポートして行こうとあらためて決意している次第です。