西立川おとなとこどもの
クリニックのブログ 日々の出来事

7月の振り返り

毎日暑いですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今日からお盆休みが始まった方もいらっしゃるかもしれせんね。

7月にブログの更新ができなかったので、簡単にクリニックの様子を振り返り記載しておこうと思います。

7月10日に厚生局で、当院の新規個別指導というものがありました。これは新規に開業したクリニックが一年経過すると必ず受ける義務があります。保険診療が適切に行われているかどうかをチェックされ、万が一適切でないと判断された場合には、診療費の返還や、最悪の場合は再指導(新規とは違ってかなり厳しい指導になります)や、保険医療機関の取り消し処分になることもあります。この指導は年々厳しくなり、再指導になるケースも増えていますので、日頃の診療をいかに適正に行っているかが重要になります。

指導に向けてカルテ印刷や書類を揃えるなどの準備もかなり大変で、そのために休診にさせて頂いたりしましたが、皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

結果は2ヶ月後になるのでまだ正式な結果はわかりませんが、当日は特に問題なく指導が進み、予定していた時間より少し早く終わり、総評としては、一部修正が必要な部分もあるが、概ね頑張ってよくやっています、というお言葉を頂きました。

これまで患者さんの利便性を考えて行ってきた内容について一部指導があったりしましたので、今後はご不便をおかけすることもあるかと思いますが、適切な保険診療を行い、末永くクリニックを運営していくためには、皆様のご要望に添えないこともあるかと思いますが、ご説明をしながらご理解頂きつつ、今後も地域医療に貢献していく所存でございます。

当日の指導医官に褒めて頂いた内容として印象的だったのは、治療計画の中で、患者さんの気持ちに寄り添う記載があること、心療内科の患者さんの長い記載をその場で書かずに、診療中は患者さんと向き合ってお話しし、後で電子カルテに記載していることなど、でした。

そこを褒めて認めてもらえたのは意外でした。

しかし、これは私の医師人生で貫いている診療スタイルでもあります。

ですが、診察しながらパソコンを叩くより自分の仕事量は格段に増えてしまいます。

毎日18時に診療が終わったあと、遅い時は21時くらいまでカルテ整理をすることもあります。

大変ですが、その日にお会いした患者さんのお顔を思いだしながら、自分としてベストな診療ができたかを振り返りつつ、次の治療計画を考えたりする事ができるため、頑張っています。

そんな地味な作業を厚生局に認めてもらえた事は大変自信になりました。

ただ、本音を言うと、今回の指導に関して精神的にはかなりきついものがありました。

失敗が許されないイベントだったので、かなり緊張し、終わった後もしばらく精神的な疲労が抜けず、体調も崩していました。

しかし、厚生局で待っている間も、指導が行われている間も、一緒に働いているスタッフが横について支えてくれたこと、代わりに受け答えはできなくても、その場にいてくれたことが、本当に心強く、ありがたかったです。

これからもこのメンバーで、ずっと頑張っていきたいと心から思いました。

また、それ以外にも昨年とは違い、忙しい7月となりました。

理由の一つとして、手足口病の大流行です。

インフルエンザ並みに流行しており、しかも症状の出方がまちまちで、検査もできないことから、診断が難しく、他院で湿疹や虫刺されと言われていたケースもありました。

治療法も特効薬は無く、対処療法のみですが、早期に診断することで、不安を取り除くことはできるかと思います。

また、梅雨の長雨で心身ともに体調不良になる方も多く、心療内科や皮膚科の患者さんも急増しました。

急患や重症の方もいらっしゃって、さらに混雑してしまい、じっくりお話ができなかった方や、長時間お待たせしてしまった方も多く、心苦しく申し訳ない気持ちでいっぱいです。

それでもどなたもクレーム一つおっしゃらず、かえって気遣って頂いて、皆様の温かいお気持ちに感謝しております。

全ての方にご満足頂けない場合もあるかと思いますが、精一杯頑張っていく所存でおりますので、どうか温かく見守っていただければ幸いです。

産まれたばかりの赤ちゃんから、人生の大ベテランのご高齢の方まで、診療させて頂けるのは医師としてこの上ない喜びです。

自身の気持ちが落ち込んでいても、時には患者さんに励まして頂く事もありますし、可愛らしい赤ちゃんの笑顔をながめたり、抱っこするだけで癒されることがあります。

「ずっとここに居たいなぁ」とおっしゃっていた患者さんもいらっしゃいました。

8月に入る頃には、私自身も少しずつ復活してきたように思います。

少し長いお休みを頂きご迷惑をおかけしましたが、また気持ちを入れ替えて、スタッフと共に診療に邁進していきたいと思います。

また13日よりよろしくお願いいたします。

7月11日に新しく園医になった保育園、ベネチアンベイビーさんへ、健診に伺いました。

夢の国のような保育園で、見ているだけで楽しくなるような内装や工夫がいっぱいでした。

園長先生とお話していると、お子さん達や保育に対する愛情が沢山感じられて、園児もママも幸せだなぁと感じました。

保育園の健診でした

午後、園医をさせていただいている保育園の定期健診に行ってきました。

お昼寝の時間に伺ったので、みんな寝てるかなぁと思ったのですが、可愛い男の子が出迎えてくれました。

少し泣いたお子さんもいましたが、みんな頑張って良い子で診察を受けられました。

健診の終わった後に、園長先生と少し話しをしました。

話しをしている間に、保育士さん達がお子さん達と遊んでいる様子をみると、とても愛情深く可愛がっている気持ちが伝わってきました。

私の子供たちが通っていた園は、市の認可園で人数も多く大規模園でしたが、それでも先生達が子供たちを慈しんでくれて、至らない母親である私のワガママも聞いてくれて、悩みを相談することもしばしば。どんな時も、励まし支えてくれました。保育園に育てて頂いたと言っても過言ではないくらいです。

3人の子供たちを赤ちゃんから見てくれた先生とたまに近くの駅でばったり会って、お話することがあるのですが、他人とは思えず、子供たちの本当のおばあちゃんのようです。

その先生は、最初の子供である長女を保育園に預け始めた時、毎週金曜日になると熱を出すことを不安に思い相談した事がありましたが、「このくらいの時は、しょっちゅう熱を出すのよ。でも、だんだん丈夫になるから心配いらないのよ。他の子もみんなそうよ。だからお母さん頑張って。」と励ましてくれました。

その言葉が当時の大変な育児の支えでした。今も忘れることはありません。

今クリニックで、私は新米ママ達に同じ言葉をかけています。

自分が子供を産むまで、子育てがこんなに大変だとは思いませんでした。でも、産んでしまったあとはもう、引き返すことはできないのです。子供たちが成長し、あまり手がかからなくなった今でも、親という責任の重さに押し潰されそうになることがあります。

クリニックを始めてから、子育て真っ最中のママ達が一生懸命頑張っているのをみて、実は自分が励まされているのを感じることがあります。

うまくいかないことがあると、自分の子育ては失敗だったのでは?と不安になることがあります。

でも、あんなに小さい赤ちゃんを、自分の背より大きく育てた(育ったのかもしれませんが)のだから、結果はどうあれ、頑張った自分を褒めてやりたい、と思うようにしています。

小さいお子さんを一生懸命育てているママ達が何とか頑張れるようにお手伝いができたらいいなぁと、保育園を訪問してあらためて感じました。

話は戻りましたが、帰る時は園長先生とまた出迎えてくれた可愛い男の子が名残惜しそうに見送ってくれて感激しました。

みんな元気に育ってくれますように!

お祝いありがとうございます

先日より、ささやかな一周年記念のプレゼントをご用意させて頂いています。

本当は7月に記念イベントを行う予定でしたが、厚生局の新規個別指導の指定が7月になった関係で、8月に延期することにしました。

それもあり、お祝いムードも少し緊張感に変わってしまっているところもあります。

新規のクリニックは必ず通る道なのですが、それでも今からドキドキしています。

今日はかかりつけの患者さんが、わざわざお赤飯を炊いて持って来てくださいました。

お昼休みに皆んなで頂きましたが、あまりに美味しくてあっという間にペロリでした。

ごちそうさまでした!ありがとうございます😊

また診察時に、「おめでとうございます」とお声かけしてくださる方もいらっしゃって、ありがたいなぁ、としみじみ感激しております。

色々なことがうまくいかなかった時期もありましたし、今もまだ発展途上のクリニックですが、患者の皆様の温かいお言葉や笑顔に支えられてここまで来れましたし、これからも頑張れそうです。

いつもありがとうございます!

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